仕事や日常生活の中で、私たちは常に何らかのストレスを受けています。
「ストレスがかかる」とはいい意味でも悪い意味でも、
外的要因(ストレッサー)により、何らかの圧力を受ける状態のことを言います。
圧力(プレッシャー)がかかることにより、アドレナリンが出て、
いい緊張感が保てたり、モチベーションの向上に効果があったりするのは、
ストレスがいい方向に作用したからです。
ただ、多くの場合、「ストレス」と聞くと悪い意味で捉えられます。
私たちが生活している限り、かかってくる「ストレス」。
そのストレスは私たちの心と体にいろいろな影響を及ぼします。
「ストレスで太った」、反対に「痩せた」ということをよく聞きます。
そこで今回は、「ストレス太り」「ストレス痩せ」についてお話しします。
目次
ストレスで痩せる理由
気を付けないと重大な病気が隠れていることも
ストレスで太る理由
ストレスを受けると、「ついついいっぱい食べてしまう」
という人がいると思います。
特にスイーツなどの甘いものを食べると、
イライラを抑える効果がある「セロトニン」という
伝達物質が脳内に分泌されるので、体が欲してしまうようです。
特に女性はセロトニンの量が男性に比べてもともと少ないので、
ストレスを受けるとそれを補おうとして、食べ過ぎる傾向があります。
ストレスで痩せる理由
気を付けないと重大な病気が隠れていることも
ストレスで痩せる原因
ストレスで痩せる原因はいろいろなことが考えられます。
食欲があるのに痩せたり、急激な体重変化があった場合は、
糖尿病など、思わぬ病気が隠れている場合があるので
注意が必要です。
気になるようならお医者様に行かれることをお勧めします。
1.ストレスの蓄積
ストレスを受けていることを気が付かない場合もあります。
また、気付いていても、そのストレスから逃れられない状態が続くと、
ストレスが溜まっていき、心身に影響を及ぼします。
2.摂食障害
精神的に追いつめられると摂食障害を引き起こすこともあります。
拒食症や過食嘔吐など、食べることができなくなったり、
食べてもすぐに嘔吐し、それを繰り返します。
3.育児
育児も知らず知らずのうちにストレスが
溜まる原因になることがあります。
なるべく一人で悩みなどを抱え込まずに、
周りの人に頼るようにしましょう。
ストレスで痩せる理由
1.自律神経が乱れる
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、
日中起きて行動している時は交感神経が、
反対に夜眠りにつく時には、
体を休ませる働きをする副交感神経が優位に働きます。
ところが、ストレスを受けると交感神経が優位に働き、
リラックスして食事ができなくなります。
その結果、内臓の消化機能が低下し栄養が吸収されなかったり、
食欲不振に陥ってしまいます。
自律神経を整える方法に関しては、
こちらの記事をご覧ください。↓
2.コルチゾールの分泌
コルチゾールは副腎皮質より抽出される糖質副腎皮質ホルモンで、
コルチコイドと呼ばれるステロイドの一種です。
コルチゾールはストレスを受けると副腎から分泌され体内に行き渡ります。
交感神経を刺激して脈拍を上げ、血圧を上昇させて運動機能を活性化します。
強力な抗炎症作用をもち、生体防御反応としての炎症を抑えて治癒を促進します。
こうした強力な作用の為に、副作用の危険もあり、
過剰な血糖値の上昇は糖尿病の危険があります。
参考サイト: コルチゾールとはーコトバンク
コルチゾールの分泌量が増えると、血糖値が上がり、糖尿病のリスクが上がります。
また促進を促すこともあります。
ストレスで痩せる理由
気を付けないと重大な病気が隠れていることも
対象方法
日常生活を改善することを心がけましょう。
軽い運動やヨガも心と体のバランスを保つのに効果があります。
日常生活を改善する方法は、こちらの記事をご覧ください。↓
朝起きたら体がだるい!原因とスッキリ目覚めるための6つの方法
以上、今回はストレスで痩せる理由を説明しました。
ダイエットなどで「痩せたい」と思っている人は、
「痩せられるのならいいかも」と少し思うかもしれませんが、
ストレスで痩せることは、一つの「病気」と言ってもいいようなものです。
同じ痩せるのなら健康的な体作りをして痩せたいですね。
*ストレスに影響されやすい人と影響されにくい人の違いについては、
こちらの記事をご覧ください
*ストレスを溜めているあなたに。
一年以内に会社を辞める方法↓
室町諭