「なぜ、他の人と同じようにちゃんと働かない人がいるのだろう?」
こんな疑問を感じたことはありませんか?
何処の職場にも、真面目に働かない人はいます。
でも、真面目に働かない理由もあったりするのです。
今回は、「仕事をしない社員が生まれる原因」と、
「どうしたら仕事をしようという前向きな考えになってもらえるのか?」
ということについてお話しします。
目次
仕事をしない社員はどうして生まれるのか?
その理由と3つの対応方法
仕事をしない社員の特徴
1.仕事の能力が今の自分のポジションに必要とされる能力に追い付いていない。
単純に仕事の能力不足です。時間の管理ができない、顧客管理や案件管理ができない、
仕事の優先順位が分かっていない、処理能力がない。などです。
管理職の人も部下に指示を出せない、部下の意見を聞かない、
自分一人で仕事を抱え込み部下に任せない、など管理能力に欠ける人もいます。
2.社会人としての意識が不足している
平気で遅刻をする、敬語が使えないなど、いつまでも学生気分の人もいます。
3.同じミスを繰り返す
同じミスを繰り返す人がいます。
これもある意味、社会人としての意識の欠如かもしれません。
仕事に興味がなく「学習」をしない人です。
そういう人はミスをするとミスしたことを隠そうとします。
でも、会社や社会の中で上手く立ち回って渡っていこうとしても無理です。
ほとんどの人はそんなにずる賢く悪人ではありません。必ずバレます。
逆に、会社で先輩に自分自身をさらけ出して、ミスしたことを認めて、
「すみません、次からは気を付けます」と素直に謝れる人ほど、
成長するものです。
4.人間性や性格に問題がある
ネガティブな性格、他人のせいにしたり責任回避が激しい、
被害者妄想や入社した時から仕事に意欲が全くない
など、性格や意欲に問題がある人は
前向きに仕事をすることが困難なことが多いです。
またそういう人には、しっかりとした人事考課システムを作り
対処していくことが必要です。
仕事をしない社員はどうして生まれるのか?
その理由と3つの対応方法
仕事をしなくなった理由(会社側に問題がある場合)
1.会社が社員を育てていない
人間は弱い生き物です。辛い生き方と楽な生き方があれば、楽な生き方を選びます。
上司や教育係が教育しなければ、社員は自分から学ぼうとはしません。
もちろん中には、自分から進んで学ぼうという志の高い人もいるのも事実が、
楽してみんなと同じ給料がもらえるのなら、こんないいことはありません。
2.会社もしくは上司が個人の能力を把握できていない
会社が個人の能力を把握し、成果を正当に評価することで、
社員は「ちゃんと自分を認めてもらっている」と思い、
モチベーションが上がります。
会社が社員の能力を把握できていないと、
配置ミスが起こることもあるかもしれませんし、
結果的に成果が上がらないということになります。
3.待遇、職場の環境が悪い
過度の時間外労働、給料面、人間関係などが悪いと
仕事のモチベーションが下がります。
4.会社に魅力がない、働き甲斐がない
業績不振などにより会社の将来に不安があったり、
働いても評価されないと、社員は働き甲斐がないと思ってしまいます。
会社の将来のビジョンが見えてこそ、働き甲斐がある会社になります。
仕事をしない社員はどうして生まれるのか?
その理由と3つの対応方法
3つの対策
1.人材育成システムを作る
会社で一番大切にしなければいけないのは、売れる商品や業績ではありません。
経営者にとっては言わずもがなですが、
売れる商品や業績は全て社員が作っているのですから、
会社の原資は社員ということになります。
社員の幸福度が高い企業は必然的に業績がいい企業になります。
2.社員に毎週改善提案を出させる
今の会社の現状をよく分かっているのは現場の人間です。
仕事の現場に常に接している社員の声を聴くことは大切なことです。
もちろん、経営上実現できないことや、中にはとんでもない意見もあるでしょう。
ただ、それらの声に向き合い丁寧に返事をすることで、
社員は「実際に会社に参加している」「自分のことを見てくれている」
と意識し、業績向上に繋がります。
改善案は4つの段階に分けることが出来ます。
1.すぐに実行できるもの
(いつから誰がどうやって実行するかできるだけ具体的に返事をする)
2.実行へ向けて努力するもの
3.今は実現不可能なもの
4.実行しても効果が期待できないもの
に分けて、できないのなら、できない理由を説明します。
3.待遇、職場の環境の整備
残業などの時間管理、分かりやすい評価制度、適材適所、など職場環境を整えます。
環境整備は社員のモチベーションアップや働きやすさに繋がります。
仕事をしない社員はどうして生まれるのか?
その理由と3つの対応方法
まとめ
1.人材育成システムを作る
2.社員に毎週改善提案を出させる
3.待遇、職場の環境の整備
人間性や性格に問題のある社員もいるとは思いますが、
ほとんどの社員は入社した時には、
未来の自分と会社に期待で胸を膨らませて入ってきたと思います。
そんな社員をダメにしているのは、
本人に責任がある場合もありますが、
企業の環境によることも多いのです。
可能な限りの改善策を講じて職場環境を改善することが、
永続的な業績向上に繋がるはずです。