褒められて伸びるタイプと叱られても伸びるタイプ

会社、仕事

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目次

「褒められて伸びるタイプ」はみんなそうじゃない?

 

「私は(ぼくは)、褒められて伸びるタイプなんです」という人がいますが、

はたして、”褒められて伸びるタイプ”というのは限られた人だけでしょうか?

“褒められて伸びるタイプ”というのは、みんななのではないでしょうか?

 

誰でも褒められると嬉しいですし、モチベーションも上がるものです。

褒められると伸びやすいのは普通のことのような気がします。

なら、わざわざ「自分は褒められて伸びるタイプ」と公言しなくてもいいですよね。

 

わざわざそう言う理由はなぜなのでしょうか?

 

 

自分のことを「褒められて伸びるタイプ」と言う人の特徴

 

1.仕事に苦手意識があり、向上心が少ない

 

自分のことを「褒められて伸びるタイプ」と言っている人は、

多かれ少なかれ仕事に対して何らかの苦手意識を持っていることが多く、

叱られたくないので、予め、「叱らないでね」という防御線を

張っていると言えます。

 

そういう人に限って、褒めてもそんなに伸びない人が多いようです。

伸びない原因としては、もともとやる気がない、探求心や向上心が少ない、

成長する方法が分からないなどが考えられます。

 

自ら成長しようとする意志があまりない人は、

すぐミスをやらかして頻繁に叱られる可能性があるので、

予め防御線を張ってしまいます。

 

また、成長する方法が分からない人には、

上司や同僚が早くそのことに気付いて、

その人に合った方法を示す必要があります。

 

2.他人軸で生きている

 

 

中には「褒める」ことを求めてくる人もいます。

承認欲求が高い人です。

そういう人は、常に他人と自分をいつも比べて評価しています。

他人にどう思われるかを常に気にしています。

つまり「他人軸」で生きている人です。

 

承認欲求が高い人は周りから見ると哀れに見えてしまうこともあります。

他人から褒められるために頑張るなんて空しいですよね。

 

また承認欲求が強い人は、褒められたとしても、

褒められている自分に満足して、なかなか成長できない傾向があります。

 

反対に、自ら自分を制することが出来る人は、

他人は他人、自分は自分という考えを持っていて、

自分を磨いていれば、自ずと他人からも評価されることを知っています。

というか、自分自身を大切にし、あまり他人のことを気にせず、

他人と自分を比較したりしません。「自分軸」で生きている人です。

そんな人になりたいですよね。

 

「他人軸、自分軸」についてはこちらの記事を参考にしてください。

→未来が変わる!セルフイメージの作り方

 

3.叱られることに対するストレスに耐えられない

 

誰でも失敗したくはないですし、叱られたくないもないですよね。

だけど、同じ「叱られる」というストレスを受けても、

そのストレスに対して、反省し”教訓”としていい方向に捉えることが出来る人もいますし、

気分が落ち込んで何も手につかなくなってしまう人もいます。

 

また、ストレスに対する耐性には個人差があり、

自分が耐えられないと思う人は、

「褒められて伸びるタイプ」と言って予防線を張ってしまうのかもしれません。

 

 

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パワハラと言われない叱り方

 

 

上司からすると、「褒められて伸びるタイプ」の人に対しても、

その人がミスをしたりした時には、本人の今後の為にも叱る必要があります。

 

だけど、上に書いたように叱られる本人が叱られるストレスに対して耐性が弱いと

前向きに捉えられず、パワハラ行為だと言われる可能性もあります。

 

「嫌われるのは嫌だ」「人間関係を壊さず丸く収めたい」という心理が働き、

叱るのを躊躇してしまう人もいますが、

それはマイナス効果になることを知っておきましょう。

 

1.相手の為に叱る

 

いちいち「お前の為に言っているんだ」とは言わないほうがいいですが、

相手の為に叱っていることは、相手にも伝わるものです。

上司として、まずは”相手の為に叱る”という自らの立ち位置を決めることが必要です。

 

2.叱る理由を明確に示す

 

相手が何で叱られているのか分からなければ、かえって反感をかいます。

感情任せに怒ることも当然厳禁です。

叱っている理由やポイント、何が悪かったのかを明確に示し、

冷静に叱ることが必要です。

 

3.今後の改善点、現状の問題を解決する方法を明確にする

 

「どうすればよかったのか」「なぜミスは起きてしまったのか」

「次にミスしないためにどうすれば回避できるのか」

などを本人に考えさせ、聞きだすことが必要です。

 

上司が最初から答えを言ったのでは、あまり本人の為にはなりません。

本人が自らの力で解決する方法を導き出す手伝いに徹することがいいでしょう。

 

また、ミスにより起きてしまった現状の問題がある場合は、

素早く解決することが最優先になることが多いので、

本人任せにしておくわけにはいかないケースがほとんどのはずです。

本人にアドバイスをしつつも、

上司自らが迅速に対応し被害を最小限に収める必要があります。

 

 



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