歩くこと(ウォーキング)は有酸素運動で、
ランニングや自転車などの他の運動に比べても
比較的体への負担が少なく、生活習慣病の予防や健康的な生活を送る上で、
効果的でしかも始めやすい運動です。
下半身には体全体の筋肉の約70%が集まっていて、
歩くことで筋肉を維持か、もしくは増強できます。
血流改善などの効果も期待できます。
目次
ウォーキングのメリット
ストレス解消、気分が爽快になる
ウォーキングを30分ほど続けると、セロトニンという神経伝達物質が分泌されます。
セロトニンは幸福ホルモンと呼ばれ、感情や神経の安定をもたらす効果があります。
セロトニンを増やすには太陽の光を浴びながらのウォーキングが効果的です。
胃腸の運動が良くなり消化が良くなる
ウォーキングは胃腸の運動を司る自律神経を整える効果があります。
脳が活性化し、創造性が高まる
代謝が上がり血流が良くなると、脳の活性化にもつながります。
ダイエット効果が期待できる
ランニングやウォーキングなどの有酸素運動は、
体脂肪を燃やしエネルギーとして使うために、
ダイエット効果が期待できます。
中性脂肪が燃焼し動脈硬化のリスクが減る
ダイエット効果と似ていますが、ウォーキングをすることで、
体の中の中性脂肪が燃焼し代謝が上がります。
そのことは、動脈硬化のリスクを減らし、美肌効果も期待できます。
血圧が下がる効果がある
血圧を下げるタウリンなどの物質が血中に増え血圧が下がります。
糖尿病のリスクが減る、または改善する
ブドウ糖を消費するので糖尿病のリスクが減ります。
足の筋肉ができ血流が良くなる
「足は第二の心臓」と言われるぐらい、心臓から流れてきた血液を
心臓に戻すポンプのような役割をしています。
ウォーキングで足の筋肉量が増えると”ポンプ”が強化され、
血流が良くなります。
ウォーキングの歩き方
ウォーキングは1週間で4日以上で1日で30分以上歩くようにすると
一定の効果が期待できます。
もちろん、体力的時間的に出来るようであれば、
30分で止めるよりより多く歩くほうが効果は上がります。
ダラダラゆっくり歩いてもあまりよい効果は得られません。
過度な負荷を掛ける必要はありませんが、ある程度の負荷を掛けるために
しっかりとした姿勢を保ち、なるべく早めのペースで行うと効果が期待できます。
姿勢は、体幹をまっすぐにして、骨盤は正面、足をまっすぐ前に出し歩きます。
呼吸は吸うことよりもむしろ吐くことを意識すると、
自然と取り込む酸素量が増えるようになります。
「ウォーキングをしたいけど、ほとんど時間がない!」という人は、
例えば、毎日の出勤か帰宅で利用している駅を1つ前の駅で降りて、
1駅分を多めに歩いてみるとか、
駅の間隔が遠ければそれは無理なので、
買い物など、少し遠いショッピングモールを利用するなど、
工夫してみてはいかがでしょうか?
注意点
・その日の体調によって無理せず出来る範囲で行う
「いつもより早く疲れたけれど、まだ30分経っていないから頑張ろう」
というような考えは捨てましょう。
・体調が不調の時や悪天候の日は止めておく
・水分補給とミネラル分などの栄養補給を忘れずにする
・ウォーキングの前後にストレッチをして体を整える
・持病がある人はお医者さんに相談の上、その判断に従う。