目次
食品ロスが出る過程と温暖化との関係
世界で生産されている全食料の3分の1が廃棄されています。
それにもかかわらず、世界では多くの人が飢えています。
もし、世界で生産される食糧を均等に分けることが出来たなら、
全ての人が十分に食べて行けるのです。
また、食品の廃棄、つまり食品ロスは地球温暖化を促進、
悪化させることにもなっています。
温暖化への影響
食品は食べ残しや賞味期限切れなど、いろいろな理由で
企業や店舗、または家庭から廃棄されていますが、
製造から消費までの流通の各段階では、
その都度、コストやエネルギーが必要で、温室効果ガスが出ます。
例えば、食品を製造したり、加工する機械を動かすとCo2が出ます。
また配送なども車を使うとCo2が出ます。
なのにその食品が廃棄されると、
それにかかった全てが無駄になってしまいます。
もしロスの分の食品を最初から作らなければ、
その分のコストやエネルギーが
削減でき、温室効果ガスの排出量も削減できる
ということになります。
また食品ロスで廃棄焼却するときに火力を使うのでCo2が発生します。
日本で食品廃棄により排出される温室効果ガスは年間36億トンに達し、
世界の温室効果ガス排出量の約8%を占めています。
地球温暖化の原因
地球温暖化の原因は、地球の自然な気候変動のよるものも考えられますが、
近年起こっている急激な温暖化は明らかに温室効果ガスによるものです。
温室効果ガスには主に、二酸化炭素(Co2)、メタン、一酸化炭素、フロン
などがあります。
その中でも最も排出量が多いのはCo2で75%以上を占めています。
次いでメタンが約15%です。
主な発生原因はCo2は人間の活動、
メタンは牛のゲップやおならと食糧廃棄の埋め立てです。
人の活動
温室効果ガスの排出はほとんどが人の活動によるものです。
人間はもはや生態系の中の一員ではなく、
自然をも簡単に破壊できる存在になっています。
温室効果ガスを発生させている人の活動は以下のようなことです。
1.火力発電
エアコンなどの電力消費
2.車の排気ガス
3.ゴミ焼却
ゴミの焼却による二酸化炭素などの排出や
ゴミ運搬時の排気ガス、日本では燃えた灰の処分など、
環境に多大な負荷がかかっています。
4.食品ロス
日本では食品廃棄物の焼却時にCo2が排出されていますが、
食品廃棄物を埋め立てする多くの国では、
メタンガスが排出されています。
メタンガスはCo2の約25倍の温室効果があるとされています。
牛のゲップやおなら
牛のゲップも温室効果ガスであるメタンを放出し、
それが地球温暖化の原因の1つとされています。
牛のゲップが原因なら、その点だけは人間の問題では
ないように思いますが、
牛も人の食料になるべくして飼われている家畜です。
なので結局のところ、人が温暖化を進めているということです。
まとめ
人はいつの世も便利さや効率を追い求め、
この社会を発展させてきました。
その結果、自然環境や生態系を破壊し、自分たちの住処である地球や
そこに住んでいる生物全てを窮地に追い込んでいます。
もちろんその生物の中には私たち人間も含まれます。
想像してください。
あなたの自宅が他人が持ち込んだゴミでいっぱいだったら…、
あなたの自宅がエアコンがなく常に高温多湿だったら…、
あなたの自宅の食事にいつも目に見えないプラゴミが混じっていたら…
そんな家にあなたは住み続けられますか?
「想像してください」と言いましたが、
これは「想像」ではありません。
近い将来、この地球とあなたに起こりうることです。
今私たちが私たち自身に警鐘を鳴らし、
一人一人が意識し行動しなければ、
もう間に合わない時期に来ています。
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