水の旅

水の旅

海は山や森で造られる

 

 

そこに豊かな海があります。

どこまでも続きそうなサンゴ礁、色とりどりの魚、

そこはプランクトンも豊富で、

あらゆる生命が息づいています。

 

ここにはある事実があります。

それは、

そういった豊かな海の近くの陸を見ると、

自然豊かな山や森があるということです。

 

つまり、豊かな山や森の栄養素やミネラルが

川などで海に運ばれることで、豊かな海が作られているということです。

 

自然は全て影響し合いバランスを取り合いながら成り立っています。

山や森が豊かであれば、その海も豊かなものになることが出来ます。

 

豊かな海にとって必要な栄養素を運ぶ川、

それを遡っていくと山に辿り着きます。

あなたの近くの山や森、そして川は自然が豊かでしょうか?

そして、その先の海はどうでしょうか?

 

 

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分水嶺(中央分水嶺)

 

分水嶺とは?

日本の国土は細長く、その中央に山脈が通っています。

文字通り分水嶺とは雨や川の水の流れを

太平洋側と日本海側に分ける山岳のことです。

 

この話を聞いて、

何か惹かれるものを感じるのは僕だけでしょうか?

 

僕の住んでいる近畿地方、福井と滋賀をまたぐ山脈があります。

その山脈を「高島トレイル」といい、

水を太平洋と日本海に分ける中央分水嶺です。

全長80Km、12の山頂があり、

日本海側の気候、内陸側の気候など様々な気候があるので、

植生が豊かで、ブナ、ミズナラ、アシウスギなどの混生林が広がります。

頂上に立つと、日本海と琵琶湖(太平洋側)を見渡すことが出来るので、

正に「ここで水を分けているんだ」という実感がします。

 

トレイル全体を通して決して高い山があるわけではないのですが、

春の新緑の森、ブナ林が一面真っ黄色に色ずく秋、

湿地にキンコウカが一斉に咲く初夏、

ひっそりとした森の中にある神秘的な池など、

季節によっていろいろな変化を見ることが出来ます。

豊かな自然を味わうことが出来る場所です。

 

あなたの近くにも分水嶺はきっとあるはずです。

豊かな海を作っている”水が生まれる場所”に

行ってみるのもいいかもしれません。

自然の中できっと人も心豊かになれるはずです。