祇園祭の山と鉾の違いは大きさじゃない!歴史を感じるその違いとは?

祇園祭の山と鉾の違いは大きさじゃない!歴史を感じるその違いとは?

こんにちは、室町諭です。

 

京都の祇園祭は毎年大勢の人が訪れます。

中でも、宵山から山鉾巡行にかけては、人出もピークになります。

 

ところで、みなさん!

なんとなく山鉾を「○○鉾」「○○山」と呼んではいますが、

山と鉾の違いって何かお分かりになりますか?

 

「鉾は大きくて、山は小さい?」

でも、小さい鉾もありますし、反対に大きい山もあります。

山鉾の違いは大きさではありません。

そうなると、ちょっと分かりづらいですよね。

 

そこで今回は、祇園祭をもっと楽しめるように、

山と鉾の違いについて説明していきます。

 

宵山で山鉾巡りをする時や、山鉾巡行を見る時に、

隣にいるあなたの大切な人に

そっと教えてあげてくださいね。^^

 

もちろん!

祇園祭を一人で見に行く人も、大勢で見に行く人も、

祇園祭の歴史を感じてもらえるので、最後まで読んでください。^^

 

 

 

スポンサーリンク



 

祇園祭の山と鉾の違いは大きさじゃない!

歴史を感じるその違いとは?

 

山鉾の始まり

 

 

祇園祭は疫神(怨霊)を鎮めるために行われる八坂神社のお祭りです。

 

疫病の原因と思われていた疫神を奇麗な飾りに引きつけて

都の外へ追い出そうとしたのが鉾の始まりです。

 

最初は、武器の鉾(槍)を表したもので、

今のように大きいものではありませんでした。

 

やがて、朝廷の命により、各町の町民がお金を出すようになり、

豪華さや大きさを競うようになり、徐々に巨大化していきました。

 

山は鉾より後14世紀、室町時代に出来たとされています。

人々を楽しませる為の「見せ物」として始まりました。

最初の形は、人が担ぎ、お芝居やからくり人形を見せていました。

 

スポンサーリンク



 

祇園祭の山と鉾の違いは大きさじゃない!

歴史を感じるその違いとは?

 

山と鉾の違い

 

鉾の特徴

 

鉾は屋根の上に「真木(しんぎ)」が立っていて

その先にそれぞれの鉾のシンボルである鉾頭が付いています。

 

重量:約12トン

高さ:地上から屋根まで約8m 鉾頭まで約25m

車輪:直径約1.9m

と大変大きなものです。

 

巡行時、鉾の綱を曳く「曳手」は40~50人になります。

上には人が乗りお囃子「祇園囃子」が奏でられます。

 

元をたどれば、鉾も現在ほど大きくない時代は

鉦や太鼓に合わせて、鉾の周りで踊りながら練り歩いていました。

その形は、現代でも、「綾傘鉾」の「棒振(ぼうふり)」と

呼ばれる踊りで見られます。

船鉾、綾傘鉾、四条傘鉾の3基は現在は「真木」がありませんが、

昔の絵や文献を見ると船鉾には「真木」と「鉾頭」が見られます。

 

 

山の特徴

 

山は「真木」が松の木などの常緑樹になっています。

 

重量は約1.2トン~1.6トンで、

人が担ぐ、「舁山(かきやま)」が多く、舁手は14~24人程です。

 

その中でも、岩戸山、北観音山、南観音山は曳山で

車輪がついていて大きいので、鉾のようにも見えるのですが、

上に乗っている真木は山の特徴である「松の木」です。

 

上にも書きましたが、山は人々を楽しませるための

「見せ物」が始まりです。

芝居をしたり、からくり人形などで人々を楽しませていました。

今でも、蟷螂山など、からくり人形が乗っている山もあります。

 

 

いかがでしたか?

 

祇園祭は平安時代から1100年以上の歴史があります。

長い歴史の中では、幾度も消滅の危機がありました。

 

その度に、八坂神社や町衆の努力で、

危機を乗り越え発展してきました。

 

ここで、少し京都人の話をしますが、

人によっては、「京都は閉鎖的」という印象を

お持ちの方もおられると思います。

 

でも、基本的には京都人は「新しいもの好き」です。

ちょっと、とっつきにくいかもしれませんが、^^

外からくるものを拒んだりはしません。

そのことは祇園祭に来てもらって、

祭りの歴史や文化に触れてもらえれば分かるはずです。

 

京都と祇園祭は、歴史ある古い文化を大切に守りながら、

新しい文化を受け入れて発展してきました。

 

あなたも今年の夏、1100年の歴史を見届けに

京都にお越しになってはいかがでしょうか?

 

室町諭

 

参考サイト: 京都観光協会

URL:https://www.kyokanko.or.jp/gion/yamahoko.html

 

スポンサーリンク




*他の祇園祭の記事

こちらの記事も参考にしてください。

→祇園祭の前祭と後祭の違いって何?京都人が教える祇園祭の見どころ

→祇園祭還幸祭のルートご案内!本当のクライマックスに行きませんか?