若い頃は健康的な平熱(36.5℃ほど)で新陳代謝も活発な人でも、
年を重ねるほどに代謝は悪くなっていきます。
また年齢とは関係なく「冷え性」の人もいます。
冷え性の人や低体温の人は免疫力が低下し、
病気にかかる確率が上がってしまうと言われています。
ぼくも若い時は代謝もよく、手足などの末端にまで
血液が循環している感覚があったのですが、
年を取るにつれ最近では、代謝や血の巡りが明らかに
悪くなっているのを感じます。
なので、「少しでも改善したい」と思い、この記事を書きました。
「低体温」は、エネルギーの摂取や代謝など、正常な身体の活動を妨げます。
それにより病気のリスクも上がってしまいます。
そんな「低体温」を克服する為に、
今回は「低体温」と改善の方法についてのお話をします。
目次
「低体温」とは
日本人の平均的な平熱は36.5℃くらいとされていますが、
「低体温」と言われる体温は35℃台です。
平熱の体温の測り方は、朝目覚めた時、体を起こす前に測ります。
一週間連続で測った平均値が自分の平熱になります。
平熱を知っておくことは自分の血流や免疫力が大丈夫かを
知ることにもなりますので、
気になる方は測ってみてもいいのではないでしょうか?
体温が平熱より1℃下がると、代謝も悪くなり免疫力は30%ほど下がります。
体温を健全に保つことは大変重要なことなのです。
低体温を引き起こす原因、なりやすい人
運動不足
疲れ、栄養不足
日々ストレスを感じている
食生活の乱れ
不規則な生活、睡眠時間の乱れ
お年寄り、小児
日頃の運動不足は、筋肉量や血流の低下を招きます。
それが原因で代謝が悪くなり低体温症や免疫の低下を
招く可能性があります。
また、生活習慣の乱れが低体温の原因になることが多いです。
低体温の人は、生活習慣を見直すことが必要かもしれません。
体温を上げて免疫力をアップする方法
スクワットなど、筋肉量を増やす運動
筋肉量を増やすと熱量が上がるのでそれだけで平均体温が上がります。
急激な運動をするのではなく、ゆっくりと無理のない範囲でするのがポイントです。
ウォーキング、ストレッチなど続けられる運動
軽い運動はできれば毎日続けられることがポイントです。
ウォーキングなどが毎日できればいいのですが、
それが無理なら、なるべく毎日歩くことを心掛け、
家でストレッチだけでも続けるようにします。
少しづつでもいいので、無理がない程度の運動を毎日続けるように心がけましょう。
入浴
お風呂はシャワーだけで済ますと体が温まりませんし、
睡眠にも悪い影響が及びます。
入浴の際には湯船に浸かってしっかり身体を温めましょう。
そうすることは、睡眠への導入がスムーズになります。
入浴と就寝までの間を1時間ほど取っておくと、
入浴時に上がった体温が少しずつ下がっていき、
就寝時に体温が下がった状態になりスムーズに睡眠に入っていけます。
睡眠に関してはこちらをご覧ください↓
朝起きたら体がだるい!原因とスッキリ目覚めるための6つの方法
規則正しい生活
休みの日だからといってダラダラ昼まで寝るのではなく、
日々規則正しい生活を送るようにすると、体のリズムが出来て
体温が保てる可能性があります。
もちろん、休みの日に平日と同じ時間に起きるようにするということは、
平日も不規則な生活を送らないということです。
そうでないと、休日に”起きれない”ということになりかねません。
仕事が忙しくて規則正しい生活なんて程遠い!という人は、
「健康」か「仕事」か、どちらかを選択するしかないでしょう。
それが無理なら、少しでも体温を下げないような妥協点を
見つけて取り組むことをしましょう。
また食生活も、なるべく同じ時間に、朝、昼、夕方、と3食を
ちゃんと摂るようにして、
メニューも体を冷やすものを避け、温める食べ物を摂るようにします。
食事についてはこちらもご覧ください。
体を温める食べ物についても書いています↓
体温を上げるメリット
体温を上げると下のような効果が期待されます。
免疫力が上がり病気になりにくくなる
脳が活性化して記憶力や思考力の向上が期待できる
代謝が上がることで、太りにくく、老化防止にもなる
便秘解消、がん予防
僕の知り合いの話ですが、若い時に胃がんになった人がいました。
今はもう治られているのですが、その時はお医者さんから、
「平熱が低いから免疫力がない」と言われたそうです。
その話を聞いて、”健康な体温”というのは重要なことなんだと思いました。
病気になってからでは遅いです。健康的に暮らすためにも、
自分が低体温だという人は少しでも平熱を上げる試みを
やってみてはいかがでしょうか?