私たちが生きている限り、
何らかの形でストレスはかかり続けるものです。
ただ、それをストレスと感じるか、
ストレスと感じないかは個人差があり、
几帳面でまじめな人ほど、
ストレス状態になりやすい傾向にあると言われています。
日頃から、ストレスで自分がつぶされないように
ストレスに強い心と体を作りたいものです。
ストレスに耐えて快適に生き抜く方法は、
こちらの記事を参考にしてください。↓
ストレスを溜めない暮らし方。毎日を快適に過ごすための8つの方法
そこで、今回は、多くのストレス要因が潜む会社に焦点を当て、
社員に前向きに働いてもらい、会社の業績を向上させる為に、
社員のストレスを軽減する方法について書きたいと思います。
目次
ストレスが原因で病気にならない!
仕事で取り組むストレス対処方法
ストレス状態とは
外から加わる何らかの圧力によって、精神や体に「歪み」が生じる状態。
外から加わる圧力のことをストレッサーと言います。
また、ストレスがかかり続けることによって、精神や体にいろいろな症状が現れます。
そのようにストレスがかかり続ける状態をストレス状態と言います。
ストレスによる症状
私たちの心と体は常にバランスを保ち
健康を維持できるようにプログラミングされています。
自律神経、筋肉や体の組織、免疫力、生体リズム、など、
これらはお互いに繋がり、体のバランスを保っています。
ところが、ストレッサーによりストレスをうけると
何処かに「歪み」が生じます。
その「歪み」はその人の弱い部分に症状として現れます。
肩こり、動悸がする、目が疲れる、寝付けない、アレルギー性疾患の再発、
など、症状はさまざまです。
そして、ストレスがかかっている状態を放っておくと、
「自律神経失調症」やひどくなると「うつ」になる場合もあります。
自律神経失調症については、
こちらの記事を参考にしてください。↓
また、「うつ」と思ったら、自力で治そうとは考えないでください。
すぐにお医者さんに診てもらってください。
うつ状態は、不眠、食欲減退、意欲減退、精神疾患などを引き起こし、
放っておくと、どんどんひどくなります。
早めに治療することが、何より大切になります。
職場でのストレッサー、ストレス状態
あらゆる職場で私たちは、他人との係わりを持って働いています。
その人との係わり全てがストレッサーになり得るということです。
社内で、上司や部下、同僚にいろいろな仕事の場面で「気遣い」をします。
また社外でも、お客様や取引先に対しても当然「気遣い」はします。
「気遣い」をしてストレスを感じるかどうか、人によって個人差はありますが、
その「気遣い」が多ければ多いほど、ストレスが溜まって、
ある時突然、燃え尽き症候群になる可能性もあるのです。
ストレスが原因で病気にならない!
会社で取り組むストレス対処方法
自分でするストレス対処法
会社にいると仕事のプレッシャーや
人間関係のストレスは常にかかってきます。
それらから逃げることはできません。
逃げることができないのなら、それに対処し乗り切るしかありません。
仕事でもそうですが、いやいやする仕事より
「よしやってやる!」と思って取り組むほうが成果は早く上がるものです。
自分にとっては、大きな障害があるように思えた仕事でも、
案外簡単に、その障害を乗り越えられたりします。
「このストレスを克服するぞ!」という意欲が
実際にストレスを軽減することにもなります。
それと、今の自分の周りの状態や自分自身の状態を正しく把握して、
ストレスを軽減、解消する方法をとることが大切です。
ストレスを軽減、解消する方法は
こちらを参考にしてください。↓
仕事や人間関係のストレスの原因とストレスを解消する8つの方法
上司や会社ができること
会社ができること
会社自体がストレッサーになっていたのでは、
社員に気持ちよく働いてもらえませんし、業績も向上しません。
ブラック企業ではなくても、ブラックな部分やグレーな部分は取り除きましょう。
過度の労働や労働時間、社員への処遇改善などに取り組み
働きやすい環境づくりに常に取り組むことが大切です。
上司にできること
・困っている社員がいたら、積極的に声をかける
時間を取って話を聞いてあげてください。
自分の意見やアドバイスは置いておいて、
とにかく「聞く姿勢」をとります。
相手の溜まっている思いを全て吐き出させることが大切です。
・自分がストレッサーにならないようにする
1.指示は具体的にする、丸投げにしない
2.荒っぽく接しない
3.部下の仕事の把握(仕事量やスキルに合った仕事かなど)
など、気が付かないうちに、
自分がストレッサーになっていることもあるので、注意が必要です。
以上、会社におけるストレスを軽減、解消する方法を説明しました。
私たちはストレス社会に生きています。
ストレスから逃げることができたら一番いいのですが、
逃げることはできなくても、
ストレスを軽減しつつ、健康に過ごせるようにしていきましょう。
室町諭