「あなたは自分の臭いに気付いていますか?」
「臭いと思ったことはありませんか?」
自分で自分のにおいというのは分からないことが多いものです。
そのにおいが臭いかどうかも気が付かないことが
多いのではないでしょうか?
「知らないうちに周りに迷惑を掛けていた」
なんてこともあるかもしれません。
自分で気付かずにそのまま放っておくと、
悪臭はますますパワフルになっていきます。
なぜかだんだんと人が自分を避けるようになり、
気が付くと、自分の周りに人が寄り付かなくなってしまうかもしれません。
あなたは、「ふと後ろに振り向くと耳の後ろの臭いがした」
なんて経験、ありませんか?
あったら、気にしたほうがいいかもしれませんね。
それはほぼ加齢臭です。
自分でなんとなく「臭いかな?」と感じている方や
誰かから臭いと言われた方は早めに対策をとることをお勧めします。
まあ、他人は気を使ってなかなか「臭い」とは言いづらいので、
言ってくれないとは思いますので、
できれば、家族や親しい人に聞いてみるのもいいでしょう。
ちゃんとした対策を心がけて、
自分も周りの人も気持ちよく過ごせるようにしたいものですね。
目次
加齢臭の予防と対策
放っておくとあなたの周りに誰もいなくなるかも?
加齢臭はなぜ起こる?
加齢臭(かれいしゅう)は、主に中年以降の男女にみられる特有の体臭の俗称。30代 – 40代の男性にみられる独自の体臭は、いわゆる加齢臭の主成分ノネナールとは異なることが発見されたため、機能性香料のメーカーにより区別しておやじ臭などと呼ばれる場合がある。皮膚ガスを構成する成分の一つである。
主な成分は、2-ノネナール C9H16O 、ペラルゴン酸 C9H18O2
1999年 日本油化学会で資生堂リサーチセンター研究員らにより、高齢者の体臭の原因のひとつが 2-ノネナール (C9H16O) であることが発表された。「加齢臭」という言葉は、研究員らにより「加齢により体臭も変化する」という概念を示す言葉として命名された。
出典: ウィキペディア サイト: ウィキペディア加齢臭とは
参考サイト: 資生堂 どう防ぐ?加齢臭対策
加齢臭の主成分であるノネナールは皮脂に含まれるヘキサデセン酸が
皮膚にいる菌によって分解されて作られます。
その量は40才を過ぎたころから増加するようになります。
加齢臭の予防と対策
放っておくとあなたの周りに誰もいなくなるかも?
加齢臭の予防と対策
代謝にいいことをする
1.疲労が溜まらない程度の運動
定期的に適度な運動を心がけて、代謝のいい身体づくりを心がけましょう。
日頃から汗をかかずにいると老廃物が汗腺に溜まり加齢臭の原因になります。
ストレスを感じるような過度の運動量は逆効果になりますが、
代謝を良くし、汗腺を清潔に保つことが加齢臭を抑えることになります。
2.湯船につかる
入浴時に季節を問わず湯船につかると、
毛穴が開き汗と共に老廃物を身体の外に出すことができます。
夏場もシャワーだけではなく湯船につかるようにすると、
代謝が促され加齢臭の予防になります。
また、加齢臭の予防だけではなく、
良質な睡眠をとるという効果も期待できるので、
同時に日々の疲労回復にもつながります。
良質な睡眠のとり方についてはこちらの記事をご覧ください↓
朝起きたら体がだるい!原因とスッキリ目覚めるための6つの方法
3.タバコをひかえる、出来たら止める
タバコは代謝機能を低下させます。
毛細血管が縮まり老廃物の排出がうまく出来なくなります。
また抗酸化作用のあるビタミンCも失われてしまい活性酸素を増加させるので、
加齢臭と老化を促進させる強力な原因になります。
なので、タバコを吸う人はなるべく吸う本数を減らすか、
禁煙をすることができたら、それに越したことはありません。
体を清潔に保つ
1.かいた汗は早めに拭く
汗をかいて、そのままにしておくと雑菌が汗の成分を分解して
加齢臭の主成分になるノネナールを生成してしまいます。
なので、分解される前にこまめに汗を拭くようにすると
においを極力抑えられます。
2.かるめの朝のシャワーも効果的
朝起きたら、かるくシャワーをして、就寝中の汗を流すだけで、
身体が清潔な状態にリセットされますので効果が期待できます。
3.入浴時に丁寧に洗う
入浴時には加齢臭の起こりやすい箇所、耳の後ろ、わきの下、胸や背中などを
丁寧に洗いましょう。
加齢臭や体臭の予防に効果がある石鹼などはこちらをご覧ください↓
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ストレスの発散を心がける
ストレスが溜まると加齢臭の原因にもなりますが、
疲労による疲労臭の原因にもなります。
疲労臭は体内からのアンモニア臭がするため、
ツンとした臭いになります。
ゆっくりと湯船に浸かるなどをして、ストレスの軽減を心がけましょう。
加齢臭を改善する食材
活性酸素などによる酸化を抑える成分を含む食材は
加齢臭の原因となるノネナールの発生を抑える効果があります。
普段からバランスの良い食事を心がけて、
加齢臭の少ない身体づくりを目指しましょう。
1.抗酸化作用のある食材
ビタミンC、Eを多く含む食材:ナッツ類、ほうれん草、
トマト、ブロッコリー、キウイなど
2.活性酸素の働きを抑える食材
ブルーベリー、リンゴなどのポリフェノールを含む食材は
活性酸素の働きを抑えて加齢臭
3.食物繊維の多く含む食材
ゴボウや椎茸などの根菜類、キノコ類は食物繊維を多く含み、
老廃物の排出に役に立ちます。
4.腸内環境を整える食材
発酵食品である味噌や納豆、ヨーグルトなどは腸内の善玉菌を活性化させ、
加齢臭の元にもなる悪玉菌の増加を抑えます。
加齢臭の予防と対策
放っておくとあなたの周りに誰もいなくなるかも?
まとめ
代謝にいいことをする
体を清潔に保つ
ストレス発散を心がける
食生活を見直す
加齢臭は完全になくすことは難しいかもしれませんが、
いろいろな工夫で軽減することはできます。
周りの人への心遣いやエチケットとしても
なるべくお互い快適な空間を作りたいものです。
室町諭