サイトアイコン ストレスフリーになるブログ

集中力の高め方。マルチタスクをこなせると思うのは幻想?

こんにちは、室町諭です。

 

「ぼくは24時間、仕事に集中できます!」

…という人は誰かいるでしょうか?

出来たら凄いですよね。

だけど、誰もできないのではないでしょうか?

 

そんなことに挑戦しようものなら、

脳がフリーズしてしまいそうですよね。^^

 

ところで、あなたは集中力があるほうですか?

 

今回は、脳をフリーズさせない程度に

集中力を高める方法についてお話しします。

 

 

スポンサーリンク



 

 

目次

集中力の高め方

マルチタスクをこなせると思うのは幻想?

 

あなたは本能に抗うことが出来ますか?

 

人間が集中力が続かないことは、動物の本能として正しい反応です。

太古の昔、人間の祖先の哺乳類は世界で最も強い動物ではなく、

あなたもご存知だと思いますが、むしろ捕食される側の動物でした。

 

目の前の美味しそうな木の実に長い時間集中していては、

自分を狙う捕食者に気付くことが遅れて、自分の身を守れません。

1点への集中を持続するのではなく、他の情報を集めようとする行動は、

命を守るための本能として身についたことなのです。

 

つまり、集中力を高めるということは、

哺乳類が本来持っている本能に逆らうわけですから、

それが難しいことなのは想像がつきます。

 

集中力の高め方

マルチタスクをこなせると思うのは幻想?

 

現代人が集中できない訳

 

1.情報の洪水に溺れ気味

 

現代はインターネットやSNSなど、

知りたい情報が簡単にしかもすぐに手に入る時代です。

ただ、人間の情報処理能力と処理速度には限界があって、

情報がどんどん入ってきても、私たちの脳は全てを処理しきれないのです。

 

なので、1つ1つを処理しないまま、どんどん情報が入ってきますから、

次から次へと興味も移っていきます。

私たちは常に「情報過多」の状態にさらされています。

 

そんな「情報過多」の状態が続くのですから、

1つのことへの集中力を持続することは大変困難なことです。

脳内が集中すべき事柄以外の情報で埋め尽くされてしまうのです。

 

2.マルチタスクが出来ていると思うのは幻想

 

 

情報過多に追い打ちをかける決定的な人の能力があります。

それは、コンピューターは同時に2つ以上のタスクをこなすことが出来ますが、

人間の脳はマルチタスクはできないということです。

 

「私は同時に2つ以上のことが出来る」と思っている人や、

マルチタスクをこなせていると思っている人も、

実際には脳が素早く2つのタスクを切り替えているだけで、

1つずつのタスクしか処理できていないのです。

1つずつしか処理できないのに、いっぺんに沢山の情報が入ってきたら…

脳が他の情報に「目移り」しても仕方がないことなのかもしれません。

 

反対に「どうせ1つずつしか処理できないのだから」と考えて、

他の情報は後回しにして1つに集中すると、

かえって仕事がはかどったりします。

 

 

スポンサーリンク



 

 

集中力の高め方

マルチタスクをこなせると思うのは幻想?

 

集中力を高める方法

 

1.タスクを1つに絞る

 

上でも述べたように人間にはマルチタスクをすることは現実的ではありません。

無理なマルチタスクをしようと脳を高速で切り替えていると、

疲れも早く来ますし、集中力を持続するのが難しくなってきます。

 

それよりは、1つのことに集中したほうがかえって効率も上がり、

疲れも少なくその分集中力も持続します。

 

もし他のタスクが気になるようなら、メモなどに他のタスクを書いておき、

後でするようにすればいいのです。

 

2.時間管理をする

 

 

時間を区切って取り組む

 

集中力が無くなってきたと感じても、

その作業をどうしてもやらないといけないと思うと、

なかなか手を止めて休めないものですよね。

 

ですが、集中力はなかなか続かないものなのです。

その持続時間については様々な研究がされてはいますが、

人には個人差があるので、当然その研究結果も違ってきます。

 

そこで、例えば、時間を1時間に区切って、

50分集中して作業に取り組み、その後10分間休む。

というように、時間を区切って、

タスクと休憩のローテーションをしてみてはどうでしょう?

 

休み時間は首を回す、手をもむなど、体を動かしたり、

コーヒーブレイクでもいいのでリフレッシュを心がけます。

 

ただし、休憩時間には気を付けないといけません。

長く休憩した分、脳もお休みモードになってしまうと、

再びエンジンを掛けようとしても、かかるのが遅くなってしまいます。

 

とりあえずやってみる

 

どうしてもやる気が出ない時もあると思いますが、

深く考えずにとりあえず10分だけでいいのでやってみます。

 

そして「とりあえずやってみる」ことを癖づけると

集中力が上がり、集中できる時間も増えていきます。

個人的には、この方法がかなり効果があると思います。

 

とりあえず作業をやってみると、

やっているうちに「作業興奮」状態になり、

一種の自己暗示にかかったようになり、集中力が呼び起こされるようになります。

 

「作業興奮」に関してはこちらの記事も参考にしてください↓

モチベーションが上がらない時。やってられないと思ったらやってみること

 

3.机の周りを整理する

 

視界にいろいろ入ってくると目移りして集中できないこともあります。

目の前に今のタスクに必要なものだけを置いて、他のものは片付けましょう。

片付ける時もその片付けるものに関心を奪われないように気を付けて、

とっとと片付けることが大切です。

 

4.ルーティンを決めて作業に入る

 

あなたは朝起きたら一番に何をしますか?

人にはそれぞれ「決まり事」みたいなものがありますよね。

何かをする前に、これだけはやっておかないと

気が済まないというか、なんだかスッキリしないという人もいます。

 

作業をする前の、そういう「決まり事」、

いわゆるルーティンみたいなものを決めておくのも

スムーズに作業に入れるきっかけになります。

 

5.身体を動かす

 

軽く体を動かすことで、血液が循環し、脳も活性化されます。

 

全くやる気が出ない時や、集中力が持続しない時は、

ダラダラとタスクをやっていても効率は上がりません。

ちょっとリフレッシュの意味も兼ねて、体を動かしてみましょう。

脳が活性化されると、作業に集中できやすくなります。

 

6.ダメなら休む

 

いろいろやっても集中できない、やる気が出ない時は、

おそらく何をやってもダメな日です。

 

そういう時は思い切って休んで、

自分の好きなことをするというのも1つの方法です。

明日からの仕事は一時忘れて、体と脳を休めることも必要なことです。

 

どうしても仕事をしなければならない場合は、

簡単なことから片付けるようにすると、

なんとか仕事を進めることが出来ることもあります。

 

集中力の高め方

マルチタスクをこなせると思うのは幻想?

 

まとめ

 

集中力の高め方

1.タスクを1つに絞る

2.時間を管理する

3.机の周りを整理する

4.ルーティンを決めて作業に入る

5.身体を動かす

6.ダメなら休む

 

集中力を高める方法を書きましたが、

最終的には行動力がものを言います。

 

集中力がどうしても保てない、やる気が出ないなどの時には、

休んでいいのです。しっかりと休むという行動力も必要です。

 

そして何かに集中すべき時には、他のことは放っといて、

あれこれ言わずにとっとと始めること!

 

早く行動し、集中できた人の勝ちです!

 

 

室町諭

 

 



モバイルバージョンを終了