サイトアイコン ストレスフリーになるブログ

地球温暖化で生物多様性が消滅。絶滅危惧種の急増

目次

地球温暖化で種が絶滅が加速する

 

 

2050年~2100年の間に世界の人口は100億人に達すると国連は言っています。

反対に30年後から徐々に減少するという説もありますが、

今のところ、増え続けている人口を賄うための農地も増え続け、

熱帯雨林や森林は伐採され、広大な牧草地や農地に変化しています。

 

そこに生息していた生物は住処を追われ、

その中には絶滅するものも現れています。

そうやって生物の多様性は加速度的に失われています。

 

地球上では、過去5回生物の大量絶滅が起こっています。

そして今もう既に、6回目が起こっていると言われています。

今世界中で絶滅危惧種が大量に増え続けているのです。

 

その原因と考えられるのが、過去5回は地球の変動や隕石衝突など、

自然に起こったものだったのですが、

今起こっている6回目は明らかに人の活動による地球温暖化です。

 

 

特に産業革命以降、人の経済活動の急激すぎる発展は

環境に多大な負荷をかけ続けています。

そのため、生物の環境への適応にも変化が生じています。

 

例えば、渡り鳥は早く暖かくなった土地にいつもより早く戻っています。

渡り鳥の中のある種は渡りを止めて寒くなってもその地に留まるものも出てきました。

 

生物は環境が変わっても生き延びれるように柔軟に順応しようとします。

その結果、進化が生まれます。

ひょっとすると渡りを止めて留まった種は新しい種へと進化するかもしれません。

 

またヒグマは気温が下がらないので冬眠に入れず、不眠症を患うものも出ています。

気温が1℃上がると冬眠期間は6日減ると言われています。

 

冬眠できない野生の熊は冬の時期、

餌が山に少ないため人里に出てきてしまいます。

接近遭遇するなどのトラブルが起きやすくなっています。

 

だけど、人に害が及ぶからと言って簡単に駆除すると

絶滅をまた加速することになります。

人のせいで冬眠できないのに、殺されるなんて…

理不尽なことですよね。

 

 

スポンサーリンク



 

生物の大量絶滅の歴史

 

 

最近、地質学などの研究から

過去に5回の大量絶滅が起こったことが分かってきています。

 

一番最近に起きた大量絶滅では

地球を支配した恐竜や大多数の種が一撃で消えてしまいました。

その一撃はユカタン半島に落ちた小惑星(隕石)の衝突だと言われています。

 

大量絶滅の時期の地層で、地球上には少ない物質である

イリジウムが多く検出されました。

そのことは同じ時期にイリジウムを多く含有するもの、

つまり小惑星が地球に衝突し、成分が地球全域にまき散ったことを示しています。

衝突した隕石の大きさも分かっていて、

それに合致するクレーターがユカタン半島で見つかっています。

 

その前は2億5000年前、ペルム紀の終わりに起きています。

グレートダイイングと言われる史上最悪の大絶滅です。

なんと、地球上の90%以上の生物が絶滅したとされています。

 

またそのスピードは、6万年以内という短期間に起こっています。

原因は地球内部のマグマの上昇による温室効果ガスの発生です。

その結果、急激な地球温暖化に生物が適用できなかったのです。

 

 

スポンサーリンク



 

今の環境変化は人が原因

 

 

今の地球温暖化は人が作ったものです。

その速度はペルム紀の終わりに起きた大量絶滅に

匹敵すると言われています。

 

また人は温室効果ガスにより地球温暖化を助長しているだけでなく、

農地や土地の開発により、動物たちの生息域を減少させ、

分断化を進行させています。

 

動物たちの生息域は今や減少しているだけでなく、

生息域と生息域の間に人の町がある為、

移動できなくなっています。

 

普通動物たちは移動することで気候変動にも対応し、

生き延びる道を模索しますが、

私たちが彼らの生活圏を分断したことで、

それをもできなくしているのです。

 

現在、哺乳類で20%以上、鳥類で30%以上が

今後このままだと200年で生物の75%が絶滅していく計算です。

魚類や無脊椎動物などは調査中ですがもっと深刻な可能性があります。

 

今あなたが知っているほとんどの動植物が

博物館の標本でしか見られなくなるのです。

 

いろいろな動物が森に棲み、木の実などを食べて糞をすることで

種がそこに根付き、森を育てるのに役立っています。

森に棲む動物は自然循環の一員ということです。

 

もしその動物が絶滅してしまったらどうなるのでしょうか?

例えばコウモリなどが絶滅してしまえば、

森は崩壊し、バナナやマンゴーなどが

食べられなくなるかもしれません。

 

それが、1種類だけじゃなく、

大量絶滅や地球温暖化により生態系が崩れてしまうと、

動植物だけではなく人も生き延びることが難しくなるかもしれません。

少なくとも大きな影響が出ることが予想されます。

 

人は生き延びることが出来るの?

 

 

生物が地球の歴史上最速と言えるような速度で

滅亡へと向かっている今の状況を変えて、

人は自らの絶滅を回避できるのでしょうか?

 

現在われわれ人間もこの状況を何もせずに傍観している訳ではありません。

パリ協定やWWFなどの活動を通して全世界で温暖化を止める試みがされています。

日本でも環境省を中心に長期、短期計画で様々な対策が実行されています。

参考サイト:

WWFの活動 地球温暖化を防ぐ

ナショナルジオグラフィック|フォトアーク

環境省 地球温暖化対策

 

現在動物を守るために、アメリカの自然保護区同士を

自然の回廊で繋いで移動を可能にする計画もあります。

この計画は是非実現して欲しいですね。

 

さて、私たちの問題なのですから、

政府や国の期間などに頼っているだけでは

効果が大きいとは言えません。

温暖化をストップさせるために、

私たち1人1人が出来ることはあるはずです。

 

あなたやあなたの子孫たちが健康に生きていく為には、

あなたから行動を起こす必要があるのです。

一人でも出来ること、まずあなたから、始めませんか?

 

何が出来るのかは関連記事を見てください↓

残念なお知らせです。日本は「もったいない」精神に反している?

地球温暖化から地球を救うあなたが出来る方法

 

 



モバイルバージョンを終了